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【2026年】iPhoneは何年使える?寿命の目安と機種別にいつまで使えるかを解説

【2026年】iPhoneは何年使える?寿命の目安と機種別にいつまで使えるかを解説

iPhoneを長く使っていて、ふと気になるのが寿命のこと。「いま使っているiPhone、あと何年くらい使えるんだろう?」と心配している方もいるかもしれません。

最近のiPhoneの性能は高く、数年前の機種でも普段使いなら十分快適に使えるレベルです。LINEやSNS、動画視聴、ネット検索といったライトな使い方なら、古い機種でも不満に感じることはないはずです。

ただ、iPhoneの寿命を考えるうえでは、ハードウェア面だけでなく、ソフトウェア面もポイントになります。iOSサポートやアプリ側の互換性、セキュリティの安全性といったものです。

そういった諸々を踏まえて、iPhoneの寿命として目安になるのは6〜7年といったところ。これはあくまでも目安で、条件がよければ8年以上使い続けることも可能です。

ということで今回の記事では、iPhoneの寿命、何年使えるのかについて解説します。

※本記事は2026年11月時点の情報をもとにしています。

iPhoneの寿命は何年?6〜7年がひとつの目安

iPhoneの寿命を考えるうえで、まず知っておきたいのが、AppleによるiOSのサポート期間です。これまでの実績を見ると、発売から6〜7年ほど最新iOSのサポートを受けられる機種が多くなっています。

たとえば、2015年発売のiPhone 6sは、2022年のiOS 16でサポート対象外となりました。2018年発売のiPhone XRやiPhone XSは、2025年のiOS 26で対象外となっています。いずれも7年間にわたって最新のiOSに対応していたことになります。

そして2026年9月に登場したiOS 27では、新たにサポート対象外となったiPhoneはありませんでした。2019年発売のiPhone 11も引き続き対応しており、発売から7年が経過した現在も最新iOSを利用できます。

このような実績を考えると、iPhoneは6〜7年程度、長い場合はそれ以上使えると考えてよさそうです。

「iPhoneの寿命は3年」は間違い

iPhoneの寿命について調べていると、「Appleが想定するiPhoneの寿命は3年」という情報を見かけることがあります。

しかし、これは誤解です。

Appleは以前、製品の製造から使用、廃棄までに発生する温室効果ガスを計算する際、iOSデバイスの使用年数を3年と想定していました。あくまでも環境負荷を計算するための前提であり、3年で故障するとか、3年経つとサポートが終了するという意味ではありません。

実際、Appleが2024年6月に公開した白書「Longevity, by Design」では、5年以上使用されているiPhoneが世界中に数億台あると説明されています。

iPhoneは3年で寿命を迎えるような製品ではありません。必要に応じてバッテリーを交換しながら、5年、6年と使い続けることは十分可能です。

iPhoneの寿命を決める3つのポイント

iPhoneが何年使えるかは、単純に発売からの年数だけでは決まりません。

私は、iOSのサポート期間をひとつの目安として考えています。そのうえで、アプリやセキュリティの対応状況、ハードウェアの状態によって、実際に使える期間は長くも短くもなるという考え方です。

特に重要なのが、次の3つです。

  1. iOSのサポート期間:最新のiOSにいつまでアップデートできるか。
  2. アプリ・セキュリティの対応状況:普段使うアプリや安全性を保つための更新を利用できるか。
  3. ハードウェアの状態:バッテリーの劣化や本体の故障、修理サービスの提供状況。

バッテリーが劣化しても、交換すれば使い続けられます。しかし、iOSのサポートが終了してしまった場合、バッテリーを交換しても最新iOSが使えるようになるわけではありません。

一方、iOSのサポートが終了しても、必要なアプリが動作し、セキュリティアップデートも提供されているなら、もうしばらくは使い続けることができます。

そのため、iPhoneを何年使えるかを考えるときは、iOSのサポート期間を目安にしながら、残りの2つの状況も確認するのがよいと思います。

歴代iPhoneのiOSサポート期間と残り年数の予想

では、過去のiPhoneは実際に何年間サポートされていたのでしょうか。

歴代機種の実績を確認したうえで、現在販売されている機種や、まだ最新iOSに対応している機種があと何年使えるのかを予想してみます。

歴代iPhoneのiOSサポート期間を比較

すでに最新iOSのサポートが終了したiPhone 5s以降の機種をまとめました。

機種

発売年

最後のメジャーiOS

最新iOSの対応終了年

対応期間

iPhone 5s

2013年

iOS 12

2019年

6年

iPhone 6/6 Plus

2014年

iOS 12

2019年

5年

iPhone 6s/6s Plus

2015年

iOS 15

2022年

7年

iPhone SE(第1世代)

2016年

iOS 15

2022年

6年

iPhone 7/7 Plus

2016年

iOS 15

2022年

6年

iPhone 8/8 Plus

2017年

iOS 16

2023年

6年

iPhone X

2017年

iOS 16

2023年

6年

iPhone XR

2018年

iOS 18

2025年

7年

iPhone XS/XS Max

2018年

iOS 18

2025年

7年

※対応期間は発売年から、次のメジャーiOSで対象外になった年までで計算しています。セキュリティアップデートの終了年ではありません。

この9つのグループの対応期間を計算すると、平均は約6.2年、中央値は6年です。注目したいのは、iPhone 6s以降の機種。

iPhone 6sは7年、iPhone 7やiPhone 8は6年、iPhone XRやiPhone XSは7年と、安定して6年以上のサポートを受けています。さらに、iPhone 11は2026年のiOS 27にも対応しました。

こうして見ると、iPhoneのiOSサポートはかなり長いことがわかりますね。

なお、現行機種を含めた機種別のサポート状況は、iPhoneのサポート終了機種一覧にまとめています。最新iOSへの対応だけでなく、セキュリティアップデートや修理サポートについてもご紹介しています。

同じチップを搭載するiPhoneはサポート終了時期も近い?

歴代iPhoneのサポート状況を見ると、同じ世代のチップを搭載するiPhoneは、メジャーiOSのサポート終了時期も同じになる傾向があることがわかります。

たとえば、次のような組み合わせです。

搭載チップ

機種

A12 Bionic

iPhone XR/XS/XS Max

A13 Bionic

iPhone 11シリーズ/SE(第2世代)

A14 Bionic

iPhone 12シリーズ

A15 Bionic

iPhone 13シリーズ/SE(第3世代)/14/14 Plus

A16 Bionic

iPhone 14 Pro/14 Pro Max/15/15 Plus

A17 Pro

iPhone 15 Pro/15 Pro Max

A18/A18 Pro

iPhone 16シリーズ/16e

A19/A19 Pro

iPhone 17シリーズ/iPhone Air/17e

iPhone XRとiPhone XSはどちらもA12 Bionicを搭載し、iOS 18が最後のメジャーアップデートとなりました。

また、iPhone 14とiPhone 14 Proは同じ2022年発売ですが、搭載チップは異なります。iPhone 14はA15 Bionic、iPhone 14 ProはA16 Bionicです。

そのため、将来的にはiPhone 14 Proのほうが長くサポートされる可能性もあります。

もちろん例外もあります。A9チップのiPhone 6sとA10 FusionチップのiPhone 7は、どちらも2022年に最新iOSのサポート対象外となりました。

必ずしもチップの世代だけで決まるわけではありませんが、今後のサポート期間を予想するうえで参考になるかと思います。

【2026年】あなたのiPhoneはあと何年使える?

2026年9月14日(日本時間15日)に正式リリースされたiOS 27は、iPhone 11シリーズとiPhone SE(第2世代)以降に対応しています。iOS 26から対応機種が減ることはなく、2019年発売のiPhone 11も現役です。

参考:iOS 27に対応しているiPhoneの機種(Apple公式)

過去のサポート実績をもとに、今後のメジャーiOS対応期間を予想してみました。

機種

推定される最新iOS対応終了時期

残り期間の目安

iPhone 11シリーズ/SE(第2世代)

2027〜2028年秋

約1〜2年

iPhone 12シリーズ

2027〜2029年秋

約1〜3年

iPhone 13シリーズ/SE(第3世代)/14/14 Plus

2028〜2030年秋

約2〜4年

iPhone 14 Pro/14 Pro Max/15/15 Plus

2029〜2031年秋

約3〜5年

iPhone 15 Pro/15 Pro Max

2030〜2032年秋

約4〜6年

iPhone 16シリーズ(16eを含む)

2031〜2033年秋

約5〜7年

iPhone 17シリーズ/iPhone Air/17e

2032〜2034年秋

約6〜8年

iPhone 18 Pro/18 Pro Max/iPhone Duo

2033〜2035年秋

約7〜9年

※2026年11月時点の独自予想です。Appleが発表したサポート終了予定ではありません。将来のiOSの対応方針によって大きく変わる可能性があります。特に新しい機種ほど予想の不確実性が高くなります。

この表から考えると、iPhone 11シリーズやiPhone SE(第2世代)を使っている方は、そろそろ買い替えを意識してもよいタイミングです。

iPhone 12シリーズもバッテリーの状態によっては買い替えを検討する時期に入ってきています。

一方、iPhone 13シリーズ以降なら、まだまだ使える可能性が高いでしょう。

ただし、これはあくまでも最新iOSへの対応期間を予想したもの。バッテリーの劣化や故障などで、もっと早く買い替えが必要になるケースもあります。

iPhone 11はいつまで使える?

2026年現在、最新iOSに対応するiPhoneのなかで最も古い世代がiPhone 11です。

iPhone 11は2019年9月発売。2026年のiOS 27にも対応したことで、発売から7年が経過しても最新iOSを利用できています。

次の注目ポイントは2027年のWWDC(例年6月ごろ開催)で発表される次期iOSの対応機種でしょう。

次のメジャーiOSでは対象外になる可能性も考えられますが、現時点では確定していません。

個人的には、iPhone 11の動作やバッテリーもちに不満がないのであれば、慌てて買い替える必要はないと思います。

ただし、iPhone 11 ProとiPhone 11 Pro Maxは、すでにAppleのビンテージ製品に分類されています。修理できる期間にも限りがあるため、長く使うつもりなら注意しておきたいところです。

iPhone 15・iPhone 15 Proはいつまで使える?

2023年発売のiPhone 15シリーズは、まだ最新iOSのサポート期間に余裕があると考えられます。

ここで注目したいのは、iPhone 15/15 PlusとiPhone 15 Pro/15 Pro Maxで搭載チップが異なること。iPhone 15と15 PlusはA16 Bionic、iPhone 15 Proと15 Pro MaxはA17 Proを搭載しています。

過去の実績から予想すると、iPhone 15/15 Plusは2029〜2031年秋まで、iPhone 15 Pro/15 Pro Maxは2030〜2032年秋まで最新iOSに対応する可能性があります。

つまり、2026年11月時点では、iPhone 15はあと約3〜5年、iPhone 15 Proはあと約4〜6年が目安です。

もちろんAppleの公式な終了予定ではありませんが、いずれも今すぐ寿命を心配する必要はないでしょう。

iPhone 14・iPhone 14 Proはいつまで使える?

iPhone 14シリーズは2022年発売。発売から4年が経過しています。こちらも無印モデルとProモデルで搭載チップが異なります。

  • iPhone 14/14 Plus:A15 Bionic
  • iPhone 14 Pro/14 Pro Max:A16 Bionic

iPhone 14/14 PlusはiPhone 13シリーズと同じA15世代なので、2028〜2030年秋ごろまでの対応を予想しています。

一方、iPhone 14 Pro/14 Pro Maxは、A16を搭載するiPhone 15と同じ2029〜2031年秋ごろまで対応する可能性があります。

残り期間の目安は、iPhone 14が約2〜4年、iPhone 14 Proが約3〜5年です。

すでに4年使っていることを考えると、そろそろバッテリーの劣化が気になってくる頃かもしれません。動作に不満がなければ、バッテリーを交換してもう数年使うのも十分ありだと思います。

iPhone 16はあと何年使える?

2024年発売のiPhone 16シリーズは、2026年現在でも十分に新しい機種です。

iPhone 16/16 Plus/16eはA18、iPhone 16 Pro/16 Pro MaxはA18 Proを搭載しています。最新iOSのサポート終了時期は2031〜2033年秋ごろ、残り期間は約5〜7年と予想しています。

iPhone 16シリーズは、iOSサポートという点ではまだまだ余裕があります。バッテリー交換を途中で挟めば、さらに長く活躍してくれるでしょう。

最新iOSのサポートが終了するとどうなる?

最新iOSに対応しなくなっても、すぐに使えなくなるわけではありません。ただし、使い続けるほど、デメリットが出てきます。

セキュリティアップデートは続くけれど万全ではない

iPhoneが最新iOSの対象外になっても、Appleは古いiOS向けにセキュリティアップデートを提供することがあります。セキュリティアップデートとはiOSに見つかった脆弱性などを修正し、安全性を維持するための更新です。

実際、2026年10月26日にはiOS 18.7.11が配信され、iPhone XR、iPhone XS、iPhone XS Maxが対象となりました。これらの機種は2025年に最新iOSの対象外となっていますが、その後もセキュリティ面のフォローが続いています。

参考:Appleのセキュリティリリース

ただし、古いiOSへのセキュリティアップデートは、最新iOSと同じ頻度・範囲で提供されるとは限りません。また、いつまで提供されるかも保証されていません。

個人的には、セキュリティ面を考えると、できるだけ最新のiOSと最新版のアプリを使い続けることが望ましいと思っています。

最近は個人情報漏洩のニュースを目にする機会も多く、AIの進化によって、これまで見つかっていなかったソフトウェアの脆弱性が掘り起こされやすくなっているようにも感じます。

そうした状況を考えると、古いiOSにセキュリティアップデートが配信されているからといって、それだけで万全とはいえないでしょう。

最新iOSへの対応が終了したからといって、すぐに使えなくなるわけではありません。ただ、安全性を重視するなら、買い替えを意識し始めるタイミングになると考えています。

LINEなどのアプリが使えなくなる可能性がある

個人的に、iPhoneの買い替え時期を考えるうえで特に重要だと思うのが、アプリの対応状況です。

iOSのサポートが終了しても、アプリが問題なく動いているうちは不便を感じないかもしれません。しかし、アプリにも対応するiOSの最低バージョンが設定されています。

2026年11月時点の主なアプリの対応状況は以下のとおりです。

アプリ

最新版に必要なiOS

LINE

iOS 18.0以降

PayPay

iOS 16.0以降

Instagram

iOS 16.3以降

YouTube

iOS 17.0以降

たとえば、iPhone XやiPhone 8はiOS 16までしか対応していないため、LINEやYouTubeを最新版にアップデートできません。

古いバージョンのアプリを使い続けられる場合もありますが、ずっと利用できる保証はありません。特に、LINEや銀行アプリ、決済アプリなど、毎日の生活に欠かせないアプリが使えなくなるのは困りますよね。

普段使っているアプリの最新版にアップデートできなくなったら、買い替えを考える大きなきっかけになります。

iPhone 8/X、XR/XSはまだ使える?

2026年時点で、すでに最新iOSのサポートが終了している機種についても整理しておきましょう。

iPhone XR/XS/XS Max

最後のメジャーiOSはiOS 18です。最新のiOS 27には対応しませんが、2026年10月にもセキュリティアップデートが配信されています。

先ほど紹介した主なアプリの最新版にも対応できるため、用途によってはまだ使い続けられます。

修理サポートについては、iPhone XS/XS MaxはすでにAppleのビンテージ製品に分類されています。一方、iPhone XRは2026年11月時点でビンテージ/オブソリート製品の一覧に掲載されておらず、Appleのバッテリー交換料金ページでも対象機種として選択できます。

同じ2018年発売の機種でも、修理の扱いには違いがあるわけですね。

ただし、今後はアプリ側の対応終了が進む可能性があります。今から中古で購入するにはおすすめしにくい機種です。

iPhone 8/8 Plus/X

最後のメジャーiOSはiOS 16です。

すでにLINEなどの主要アプリが最新版の対応対象から外れており、Appleの正規修理サービスも制限され始めています。特にiPhone XはAppleのオブソリート製品に分類されています。

引き続き使える機能もありますが、メインのスマホとして使うなら買い替えをおすすめします。

iPhone 7以前

iOS 15以前で止まっているため、対応できないアプリがさらに増えています。一部の用途に使える場合はあるものの、日常的に安心して使い続けるのは難しくなってきています。

バッテリーの寿命と修理サポートは何年?

ここまではソフトウェア面の寿命について解説してきましたが、ハードウェア面で気になるのがバッテリーです。

iPhoneを使っていて最初に寿命を実感するのは、多くの場合、バッテリーの劣化ではないでしょうか。

購入した頃は1日余裕で使えていたのに、2年、3年と経つうちに夕方にはバッテリーが残り少なくなる。使用に支障が出てきたと感じるなら、バッテリー交換も選択肢のひとつです。

iPhoneのバッテリーは何年もつ?

Appleは、iPhoneのバッテリーについて次のように説明しています。

機種

Appleが公表している設計上の耐久性

iPhone 14以前

500回のフル充電サイクル後も本来の容量の80%を維持

iPhone 15シリーズ

1,000回のフル充電サイクル後も本来の容量の80%を維持

参考:iPhoneのバッテリーとパフォーマンス

iPhone 15では、設計上の充電サイクル耐久性がiPhone 14以前の約2倍になっています。

ここでいう「フル充電サイクル」とは、合計でバッテリー容量の100%分を消費すること。たとえば、1日に70%のバッテリーを消費する場合、1日あたり0.7サイクルという計算になります。この条件で計算すると、次のようになります。

1日あたり0.7サイクルとした場合
  • iPhone 14以前:500サイクルまで約1年11か月
  • iPhone 15シリーズ:1,000サイクルまで約3年11か月

実際の劣化具合は使用環境や充電方法、温度などによって変わります。iPhone 15シリーズ以降の機種では、それまでの機種より長くバッテリーが頑張ってくれる、と考えていいでしょう。

バッテリーの最大容量が80%を切ったら交換を検討

iPhoneのバッテリーがどれくらい劣化しているかは、「設定」アプリから確認できます。

  • iPhone 15以降:「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態」
  • iPhone 14以前:「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態と充電」
iPhone 16 Proのバッテリー最大容量の画面

表示される「最大容量」は、新品時と比べてどれくらいバッテリー容量が残っているかを示す数値。個人的には、次のようなイメージで考えています。

  • 90%:まだまだ使える!
  • 80%:まだ我慢できる
  • 70%:普段使いに支障が出てくる
  • 70%未満:もう限界…

80%を切ったからといってすぐに使えなくなるわけではありません。ただ、バッテリーの劣化が進むと、駆動時間が短くなるだけでなく、ピーク性能や動作の安定性に影響する場合があります。

特に気をつけたいのが、予期しないシャットダウンです。

バッテリーが劣化すると、必要な電力を十分に供給できず、突然電源が落ちることがあります。Appleはこうしたシャットダウンを防ぐために、状況に応じて端末のパフォーマンスを管理する仕組みを用意しています。

iPhone 11以降ではハードウェアとソフトウェアによる管理方法が改良され、バッテリーの経年劣化による影響を抑える仕組みが採用されていますが、影響がまったくなくなるわけではありません。

「以前よりバッテリーの減りが早い」「突然電源が落ちる」「動作が以前より遅く感じる」といった症状が出ている場合は、バッテリーの状態を確認してみましょう。

また、バッテリー以外にも最新iOSにアップデートできなくなったり、普段使うアプリの最新版をインストールできなくなったりするのも、iPhoneの実用上の寿命が近づいているサインです。

バッテリーだけが原因なら交換で改善できる可能性がありますが、ソフトウェア側の制限が増えているなら、買い替えも視野に入れたいところです。

なお、歴代iPhoneのバッテリー容量一覧では、機種ごとのバッテリー容量や、劣化を抑える使い方についても解説しています。

充電上限を設定してバッテリーの寿命を延ばす

iPhone 15以降ではバッテリーの劣化を抑えるために「充電上限」を設定できます。設定できるのは80〜100%の範囲で、5%刻みです。

「設定」アプリ>「バッテリー」>「充電」から「充電上限」を設定できます。

iPhone「設定」アプリ>「バッテリー」の充電上限の設定画面

フル充電の状態が長く続くことを避けることで、バッテリーへの負担を減らす効果が期待できます。

実際に私は、iPhone Airの充電上限を80%に設定して、約1年間使ってみました。その結果、1年使用した時点でのバッテリー最大容量はいまだ100%です。

iPhone Airのバッテリーの状態の画面
約1年使用したiPhone Airのバッテリー最大容量

もちろん、充電上限を80%にしたことだけが理由とは限りません。バッテリーの劣化には個体差がありますし、使い方や充電サイクル数によっても結果は変わります。それでも、1年間でいまだ100%というのは、なかなかよい結果ではないでしょうか。

普段のバッテリーもちに余裕がある場合は80〜90%程度の上限を試してみることをおすすめします。

一方、外出が多くてバッテリー残量が心配な場合は、無理に80%に制限する必要はありません。バッテリーの寿命を延ばすことは大切ですが、それを意識しすぎて使い勝手が悪くなっては本末転倒です。

参考:iPhoneの充電上限とバッテリー充電の最適化について

バッテリー交換の費用はいくら?

iPhoneのバッテリー交換料金は、機種によって異なります。Appleに依頼した場合の、保証対象外のバッテリー交換費用は次のとおりです。

機種

バッテリー交換費用(税込)

iPhone Duo

40,800円

iPhone 18 Pro/18 Pro Max

22,800円

iPhone Air/17 Pro/17 Pro Max/16 Pro/16 Pro Max

21,000円

iPhone 17/17e/16/16 Plus/16e/15シリーズ/14シリーズ

17,200円

iPhone 13シリーズ/12シリーズ/11/XR

15,600円

iPhone SE(第2・第3世代)

12,000円

※2026年11月1日時点のApple公式の保証対象外料金。最終的な料金はAppleによる診断・検査後に確定します。Apple正規サービスプロバイダは独自に料金を設定しているため、依頼先によって金額が異なる場合があります。

参考:AppleによるiPhoneのバッテリーのサービスと修理

iPhone 14〜17の標準モデルなどで17,200円、iPhone 16 Proなどでは21,000円と、それなりの費用がかかります。とはいえ、新しいiPhoneに買い替えるよりも、何倍も安上がりです。

また、iPhone 11 Pro/11 Pro Max、iPhone XS/XS Max、iPhone 8/Xなどは、すでにビンテージ製品またはオブソリート製品に分類されているため、修理の可否を確認する必要があります。

AppleCare+に加入している場合は、バッテリーの最大容量が本来の80%未満になれば、追加料金なしで交換サービスを受けられます。

AppleCare+の保証期間が終わりそうな方は、「AppleCare+は2年経過後も延長できる?」も参考にしてみてください。延長にかかる費用と、通常のバッテリー交換料金を比較して判断できます。

バッテリー交換はApple公式がおすすめ?

iPhoneをこれから数年使うつもりなら、バッテリー交換先も重要です。交換方法にはAppleや正規サービスプロバイダを利用する方法のほか、独立系修理プロバイダや一般の修理店を利用する方法があります。

基本的には、Appleまたは正規サービスプロバイダでのバッテリー交換がおすすめです。バッテリーは安全性に関わる部品ですし、品質や修理後の保証も気になるためです。

なお、Apple純正部品を取り扱えるのはAppleや正規サービスプロバイダだけではありません。Appleの独立系修理プロバイダも純正部品を利用できます。

ただし、独立系修理プロバイダによる修理は、Appleの製品保証やAppleCareプランの保証対象にはなりません。修理店独自の保証が付く場合はあります。

一方、Apple正規サービスプロバイダによる修理は、Appleの認定修理として扱われます。

また、非純正部品を使用した場合は、部品の検証状況などによってiPhoneに「不明な部品」と表示されることがあります。費用だけで決めるのではなく、使用する部品や修理保証も確認しておきましょう。

参考:iPhoneの純正バッテリーについて

ビンテージ製品とオブソリート製品になると修理できない?

iPhoneを長く使うつもりなら、Appleの修理サービスについても知っておきたいところです。たとえ本体が正常に動作していても、バッテリー交換や修理を受けられなくなると、使い続けるのが難しくなります。

Appleは古い製品を「ビンテージ製品」と「オブソリート製品」に分類しています。

分類

基準

修理サービス

ビンテージ製品

販売店への供給終了から5年以上7年未満

部品の在庫などの条件によって修理可能

オブソリート製品

販売店への供給終了から7年以上

原則としてAppleのハードウェア修理サービスが終了

発売日ではなく「Appleが販売店への供給を終了した日」が基準になる点が重要です。たとえば、発売から2年間販売された機種であれば、発売から9年程度でオブソリート製品に分類される計算になります。

このことから、iPhoneは最大で8〜10年程度使えるという見方もできます。

ただし、オブソリート製品に分類される時期と、iOSのセキュリティアップデートが終了する時期は別です。修理の提供期間が長くても、ソフトウェアを安全に使い続けられるとは限りません。

また、同じ機種でもストレージ容量やカラーによって分類が異なる場合があります。

現在の分類は以下のApple公式ページから確認できます。

参考:保証期限の切れたApple製品の修理サービスを受ける

iPhoneの買い替えは何年目がベストか

ここまでiPhoneの寿命について解説してきましたが、実際に何年使うのがベストなのかは、その人の使い方や求めることによって違います。

毎年新しいiPhoneに買い替えるのもよいですし、バッテリーを交換しながら長く使うのも賢い選択です。

買い替えを検討するタイミングとしては、次の5つになるでしょう。

  1. バッテリーが劣化してきたとき
  2. 最新iOSのサポート終了が近づいたとき
  3. よく使うアプリが対応しなくなったとき
  4. Appleの正規修理を受けられなくなったとき
  5. 高額な修理費用が発生したとき

1. バッテリーが劣化してきたとき

iPhoneを2〜4年ほど使っていると、たいていはバッテリーの劣化が気になってきます。

ただし、バッテリーが多少劣化したからといって、本体ごと買い替える必要はありません。動作に不満がなく、最新iOSのサポート期間にも余裕があるなら、バッテリーを交換して使い続けたほうが経済的です。

反対に、発売から6〜7年が経過した古い機種なら、交換費用をかけるよりも新しいiPhoneを購入したほうがよい場合もあります。たとえば、バッテリー交換に17,200円かかったとして、その後3年間使えれば、1年あたりの負担は約5,700円です。

iPhoneの状態ごとに、おすすめの選択をまとめると次のようになります。

iPhoneの状態

おすすめの選択

発売から2〜3年、バッテリーだけ劣化

バッテリー交換

発売から4〜5年、動作に不満なし

バッテリー交換もおすすめ

発売から6〜7年、サポート終了が近い

買い替えを検討

最新iOS非対応、アプリにも制限あり

買い替えがおすすめ

高額な修理費用が必要

買い替えを優先して検討

これから何年使い続けたいかを考えて、バッテリー交換と買い替えのどちらにするか判断してみてください。

2. 最新iOSのサポート終了が近づいたとき

最新iOSのサポート対象外となる前に買い替えるのも、ひとつの選択肢です。

特に、サポート終了の1年前くらいは買い替えを検討するよい機会だと思います。理由はバッテリー交換や修理にお金をかけても、ソフトウェア面で使える期間があまり残っていない可能性があるから。

また、古い機種ほど下取り・売却価格が下がる傾向にあるため、少し早めに買い替えることで購入費用を抑えられることもあります。

Appleの下取りサービスを利用する場合は、Apple Trade Inで実際に下取りしてみた体験談も参考にしてみてください。申し込みから集荷、割引が適用されるまでの流れを紹介しています。

3. よく使うアプリが対応しなくなったとき

これは、かなりわかりやすい買い替えのタイミングかと思います。

LINE、銀行アプリ、決済アプリなど、生活に欠かせないアプリの最新版を使えなくなったら、買い替えを優先したいところ。古いアプリを無理に使い続けるよりも、対応するiPhoneへ移行したほうが安心です。

4. Appleの正規修理を受けられなくなったとき

iPhoneがオブソリート製品に分類されると、Appleによる正規修理が原則として終了します。

バッテリー交換を含む正規修理が完全に終了するため、メインのスマホとして使い続けるには不安が残ります。ビンテージ製品になった段階でも、部品の在庫状況によって修理できない場合があるので注意してください。

オブソリート製品に分類されるところまで使えたなら、iPhoneとしては十分に活躍してくれたと考えてよいでしょう。

5. 高額な修理費用が発生したとき

ディスプレイや背面ガラスの破損、本体内部の故障など、修理費用が高額になるケースもあります。

新しい機種なら修理する価値がありますが、古い機種に高額な修理費用をかけるのは少し考えものです。特に、修理費用と中古の買い替え費用があまり変わらない場合は、無理に修理する必要はないでしょう。

2026年に買い替えを検討したいiPhoneは?

2026年11月時点のiOSサポート状況を踏まえて、買い替えの優先度を整理してみます。

iPhone 8/X以前:買い替えをおすすめ

すでに最新iOSのサポートが終了してから数年が経過しています。アプリの対応状況や修理サービスの制限を考えると、メインのスマホとしては買い替えたいタイミングです。

特に、銀行や決済サービスなどを利用する場合は、できるだけ新しい環境へ移行しておくことをおすすめします。

iPhone XR/XS:使い続けられるが買い替えを意識

最新iOSには対応しないものの、2026年10月にもセキュリティアップデートが配信されています。普段使いに問題がなければ、もう少し使い続けることは可能です。

ただし、今後はアプリの対応終了や修理の制限が進むことも考えられるため、次の買い替え候補を考えておくと安心です。

iPhone 11/SE(第2世代):そろそろ買い替え計画を

iOS 27への対応が決まったことで、もうしばらく現役で使えます。ただ、2019〜2020年発売ということを考えると、バッテリーや本体の状態が気になってくる時期です。

バッテリーの最大容量が80%を切っていて、そろそろ交換が必要という状況なら、思い切って買い替えるのもよいと思います。

逆に、バッテリーを交換したばかりで動作に不満がないなら、急いで買い替える必要はありません。

iPhone 12シリーズ:バッテリーの状態で判断

2020年発売のiPhone 12シリーズも、発売から6年が経過しました。iOS 27には対応していますが、今後数年間で最新iOSのサポート対象外となる可能性があります。

今からバッテリー交換して長く使い続けるか、下取りに出して新しい機種に買い替えるか、悩ましいところですね。バッテリーがまだ元気であれば、そのまま使い続けてもよいでしょう。

iPhone 13シリーズ以降:基本的にはまだ使える

iPhone 13シリーズ以降なら、今すぐ寿命を心配する必要はないと考えています。もちろん、ハードウェアの故障やバッテリーの状態によっては例外もあります。

それでも、ネット検索、SNS、動画視聴、写真撮影といった普段使いであれば、性能面で大きな不満を感じにくい機種がほとんどです。

新しいAI機能やカメラ機能を使いたいなど、明確な目的がなければ、買い替えを急がなくてもよいでしょう。

iPhoneを買い替えるなら新品と中古のどちらがおすすめ?

いよいよ買い替えるとなったとき、選択肢は大きく分けて新品と中古の2つです。どちらにもメリットがあるため、予算や使いたい期間に合わせて選びましょう。

長く使うなら新品iPhone

新しいiPhoneを購入する最大のメリットは、最新iOSのサポート期間を長く確保できることです。新品ならバッテリーの劣化も基本的に気にする必要がなく、数年間安心して使い続けられます。

購入先としてはApple StoreやApple公式サイト、携帯キャリア、家電量販店などがあります。Appleで購入するメリットについては、「Apple Storeで買うメリットとは?」で詳しく解説しています。

キャリアの端末購入プログラムは、一定期間後の返却を条件に負担を抑えられる場合があります。ただし、長期間使い続けるつもりなら、返却条件や最終的な支払総額もチェックしておきたいところです。

iPhoneを5年以上使いたいなら、返却を前提にせず、自分の端末として購入する方法が合っています。本体価格が安いApple Storeでの購入が、結果的に安くなる可能性が高いでしょう。

コスパ重視なら中古iPhoneもおすすめ

iPhoneは数年前の機種でも性能が高いため、中古を選ぶのも賢い方法です。最新機種にこだわらなければ、購入費用を大きく抑えられます。

ただし、中古iPhoneを購入する際は、価格だけでなく残りのサポート期間も重要です。2026年現在、これから中古iPhoneを購入して3年以上使いたいなら、個人的にはiPhone 15シリーズ以降を優先して検討したいところ。

もちろん、安さを重視するならiPhone 13やiPhone 14も選択肢になりますが、最新iOSのサポートが終了する時期には注意が必要です。

また、中古iPhoneを購入する際は、以下の点をチェックしておきましょう。

  • バッテリーの最大容量
  • ディスプレイや本体の傷・破損
  • 修理歴や交換部品の状態
  • ネットワーク利用制限の有無
  • アクティベーションロックの解除状況
  • 販売店の保証期間と返品条件

フリマアプリなどの個人間取引は安く購入できる場合がありますが、端末の状態や取引後のトラブルが心配です。安心感を重視するなら、保証のある中古スマホ専門店を利用するのがおすすめです。

本記事のまとめ

今回は、iPhoneの寿命は何年なのか、歴代機種のiOSサポート実績やバッテリーの耐久性をもとに解説しました。

最後にポイントをまとめておきます。

  1. iPhoneの寿命は6〜7年が目安。条件によっては8年以上使えることも。「寿命は3年」という情報は、Appleが以前使っていた環境負荷計算上の前提を誤解したもの。
  2. 歴代機種の最新iOS対応期間は平均約6.2年。2026年のiOS 27はiPhone 11/SE(第2世代)以降に対応しています。機種別の残り年数は過去のサポート実績からある程度予想できる。
  3. 最新iOSの対象外になっても、すぐに使えなくなるわけではない。ただし、セキュリティアップデートやアプリの対応状況には注意が必要。個人的には、最新のiOSと最新版のアプリを使い続けるのが望ましいと考えている。
  4. バッテリー交換でiPhoneの寿命を延ばせる。最大容量が80%未満になったら交換を検討したいところ。古い機種では正規修理を受けられるかどうかも重要。
  5. 買い替えはiOSサポート・バッテリー・修理費用などを総合的に判断。長く使うなら新品、購入費用を抑えたいならサポート期間に余裕のある中古iPhoneもおすすめ。

最近のiPhoneは、その人の使い方によっては過剰と言えるほど高性能です。

数年前の機種でも、普段使いで性能不足を感じることは少なくなりました。カメラやAI機能などは毎年進化していますが、すべての人が最新機能を必要としているわけではありません。

以前は2〜3年ごとに買い替える人も多かった印象ですが、いまは1台のiPhoneを5年、6年と使い続ける選択にも十分なメリットがあります。

個人的には、動作に不満がなく、最新iOSや必要なアプリに対応しているなら、無理に買い替える必要はないと思います。

バッテリーが劣化したら交換する。サポートが終了し、安全性や使い勝手に問題が出てきたら買い替える。そんな付き合い方でも十分ではないでしょうか。

iPhoneは決して安い買い物ではありません。せっかく購入した1台だからこそ、できるだけ長く、快適に使い続けたいですね。

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